つくば大学の取り扱い説明者

公式サイトには無いことを書いていきます。

つくば大学の理工学群物理学類に絞って受験の話をする - part1

つくば大学を受験してから、かれこれ3年以上の月日が流れました。人生の節目に感じたこと、思ったことは意外と鮮明に覚えているものですね。

この記事はあまり有益なものではないかもしれませんが、まだ息のある僕の思い出を書いていこうと思います。恥ずかしいね。

 

私テタノは群馬出身であります。県外からの受験ということで、つくばに近い柏たなかにホテルを予約しまして、前日入りしました。

綺麗なホテルだな〜とか、ちょっと観光したいな〜とかいう精神状態ではありませんでした。滑り止めの私立はほとんど受けず(というか進学する気はなく)、国立一本に絞っていたため、二次試験絶対に失敗できないと思っていたからです。

ホテルに着くや否や、すぐさま勉強を始めました。僕の年はちょうど数学IIIC→数学IIIのみに変更された年で、行列がなくなって複素数という分野が新たに取り入れられました。

過去問をすでに分析済みの僕は、絶対に複素数の問題が出ると張っていたのでひたすら問題を解きまくっていました。

ホテルで食事は出ないので、前日のうちに朝ごはんを買って23時と早めに寝ました。電気を消してもなかなか寝付けない、時計の秒針の音にひたすら耳を傾けていた気がします。

 

起床時間は5時頃。体調も良くしっかり朝ごはんを食べ、「俺ならできる」と何度か言い聞かせて宿を出ました。

英単語や化学式を確認しながらつくば駅に着くと、受験生で溢れかえっています。事前にグーグルマップで大学がどのあたりにあって、どのバスに乗れば良いか確認はしていましたがもれなく迷いました。

わけもわからず乗ったバスが、ちょうど大学行きの増便で助かりました。志望の物理学類が第1学群だったのは把握していたので、とりあえず1がつく表示のところで降りたのを覚えています。オープンキャンパス行くべきですね。初心者につくばは過酷です。

案内に流されるまま試験会場へ。僕は1D201という教室でした。集合時間の1時間前くらいについたので、ずっと復習をしていました。

 

受験票、時計を机に置いて、さあ試験開始です。まずは英語からだったと思います。

問題なく解き進めたように思います。英語にはそれなりに自信があったので、特に書くことなし。点数配分も150点しかないので、数学の大問1つ分をカバーできればいいなあとか考えていました。

 

午後になりまして、2つ目の試験は数学。予想通り、満を持して複素数平面の問題が出題されました。というか、複素数平面は選択問題の一つだったのですが、もう片方の選択肢が「行列」で、もはや複素数平面を選ぶほかないという初心者殺し。

対策しておいてよかった〜と思いつつも、あまり解けませんでした。完答できた大問は2つだけ、あとは爪痕を残しただけでイマイチの出来でした。

 

さあ最終試験科目は理科。物理・化学・生物・地学から選択できるのですが、僕は迷わず物理・化学を選択。これ以外は勉強してません。

化学はそこまで問題なかったのですが、物理にはフルボッコを受けました。物理学類を希望しているにもかかわらず物理が一番ダメでした。本末転倒。

(※配点100点中、25点とかだったかな。よく入学できたもんだ)

 

帰りの電車はほとんど放心状態でした。あまりの理科のできなさに、つくば大学はほとんど諦めていたことを覚えています。家につくと、すぐさま布団に泣きつきました。それだけショックがでかかった。その日は何もできずに寝てしまいました。

 

とまあこんな感じかな。物理学類生、物理で大失敗というお話でした。

 

ちなみにつくば大学の合格発表までは、後期試験に備えて引き続き勉強をしていました。でもなんだかんだ合格。しかも点数は上の中くらい。英語・数学・センターでうまくカバーできたようです。

 

 

 

 

 

学園祭の楽しみ方を知らない男

先日の11/3、4はつくば大学の学園祭でしたね。多くの学生が屋台を出店するなり、ステージで何かを披露するなり、束の間の青春を過ごしたことと思います。

僕はと言いますと、今年は比較的楽しめたのではないのでしょうか。

11/3は地元の同級生が偶然遊びに来ていたので、各所で僕の珍エピソードを紹介しながら学内を歩き回り、夜中のユニステ企画を見てお別れしました。

11/4は所属していたサークルの公演を見に行って、夜中はつくばコレクションの結果を見てお笑いも見て、ぼちぼち帰りました。

 

実は僕、屋台が嫌いなんです。別に料理上手でもない一般の学生がわちゃわちゃしながら商品を作る、衛生面的なところで屋台を敬遠してしまいます。値段もやはりお祭り仕様、スーパーに行きたくなりますね。

おそらくお祭りを楽しめる人というのは、こういう場で惜しみなくお金を出せる人なのでしょう。僕はつまらない人間です。よ〜く自覚しております。

 

ですが、学園祭では別に屋台に行かなくても、食事をいただける場所があるんですよね。校舎という特徴を生かして、2学3学、あるいは体芸の方で料理を提供しているグループもあります。

 

僕みたいに屋台が苦手だという方は、校舎ものぞいて見てはどうでしょう。地べたに座る必要もない、空調も完備されている、時間にもとらわれないお気に入りのお店を探して見てはどうでしょうか。

 

もう学園祭終わってるんですけどね。

筑波大学院 - 入試情報[数理物質科学研究科] - part3

part1・part2と続けて、試験内容について紹介していきました。

まだチェックしてない人は、下のリンクからご覧ください。

→part1:主に筆記試験について

→part2:主に面接について

今回は、筆記試験・面接に際して僕が行ってきた対策について紹介しようと思います。

筆記試験から順に見ていきましょう

油断すると痛い目をみる

筆記試験についてです。

おそらく本当の意味で対策を始めたのが試験1週間前だったと思います。あまり訳はここには書けませんが、残り少ない時間で鬼のように追い込みました。

 

色々と問題集なども用意はしましたが、何よりもまず過去問に取り組みました。

公式サイトに公開されているもの、先輩からいただいたさらに古いものにもざっと目を通して、出題傾向を掴みました。

この傾向はpart1に書いてある通りですが、力学ならラグランジアンや慣性モーメント、量子力学ならシュレディンガー方程式を解く、統計力学なら分配関数が出る、くらいの大まかな傾向しかわかりません。電磁気に至っては傾向なんてありません。

加えて普段の授業をおろそかにしていた部分もあったので、過去問を何周もして基礎事項をひたすら穴埋めする、ということをやっていました。電磁気に関しては、参考書そのものを1周しました。

 

また数学に関しては、これまた過去問を使って基礎事項を叩き込んで、残った時間で類題を解きまくりました。

 

理系科目は1年生、ひいては高校からの積み重ねが重要になりますから、どれか試験に出そうな問題に山をはって臨むのは危険です。特にしっかり授業を聞いてこなかった人こそ基礎基本を大事に、確実にA問題やB問題の最初くらいは解けるようにしましょう。

逆にしっかり授業も聞いてきたって方は、過去問を解いて大学院入試のレベルを感じてもらったら、過去問にはない問題に絞って演習をしてみてはどうでしょう。参考書にちょいちょい入ってくる演習問題もいいかもしれませんね。傾向がないということが、むしろ傾向とも考えられます。

 

内部進学だから大丈夫だべ!とか考えている人は、簡単に外部進学の方に席を取られてしまいます。気をつけましょう。

 

ついでに英語の試験についてですが、僕が行った対策は試験開始の1時間前に文法書を確認した程度です。それ以外は特に何もやっていません。

明日の自分に任せず、しっかり準備を

続いては面接についてです。

前日にもらった案内用紙に「面接・口頭試験」と書いてあったので、てっきり物理に関する問題をまた解かされるのかと不安でしたがが、特にそんなこともありませんでした。

 

面接で聞かれる内容として、志望動機現在の研究内容これからやりたい研究内容は聞かれると思ったので事前に準備をしました。本当に筑波大学院に入りたいと思っている方に関しては問題ないと思いますが、スムーズな受け答えでその熱意が伝わるようにしっかり準備しましょう。

特に大学院に入ってからやりたい研究に関しては、道筋がはっきりしているほど印象が良いと思います。

 

面接では自分が言ったことに関して突っ込まれることが常ですが、僕の場合は研究で使用するプログラミングのことについて聞かれました。事前に準備できることを文字起こししてみて、この単語は教授に深く聞かれそうだなと思ったものについても準備しておくとなお良いでしょう。

ただ完璧に全部の知識を把握することは途方もないですし、まだまだ研究者の端くれにすぎませんから、わからないことには「わからない」と正直に伝え、これから学んでいくことを伝えましょう。変に知ってることをつなぎ合わせて答えようとすると、その答えの中からまた突っ込まれしまうことも考えられます。

 

理系の研究室ということもあり、印象に残っている実験は聞かれると思っていましたが、まさか黒板を使って説明をすることになるとは想像もしていませんでした。

僕の場合は特に希望の研究室に関係のない、ボルダの振り子実験について説明しました。大学に進学してから一番最初にやった実験です。地獄の不確かさの計算は忘れたくても絶対に忘れられないでしょう。

こんな感じでしっかり実験内容や目的、工夫した点などが自分でしっかりわかっているものについて説明しましょう。まだ2年生とかの人は、将来こんなことが聞かれるかもしれないので覚えておきましょう。

 

人によって聞かれる質問内容は少々異なるかもしれませんが、研究室側にとって自分を入れることのメリットは何か、また自分がこの研究室に入ることのメリットは何かをしっかり考えて受け答えしていきましょう。

面接では知識量はもちろんですが、目的の伴った熱意や研究に対する適性も判断しているように思います。

 

次の記事では、試験を受けての感想でも書こうと思います。感想とか需要あるのか果たして。

 

あ、僕はちゃんと合格できました。